人間ドックは、体の健康状態を詳しく調べるための精密な健康診断です。一般的な健康診断よりも検査項目が多く、がんや脳、心臓の病気など、自覚症状が出にくい癌を早期に見つけることができ、適切な治療や予防につなげることができます。

基本的な検査内容

項目内容
身体計測身長・体重・BMI・腹囲など、高血圧の有無を確認
血圧測定血の流れの乱れをチェック
視力・聴力検査視力・聴こえ方を調べる
眼圧・眼底検査糖尿病や緑内障などの発見、視力の維持や失明予防のため
尿検査腎臓・肝機能・膀胱機能・脂質(コレステロール)・血糖値、たんぱくなど
血液検査血中の成分を詳しく調べる
胸部X線検査胸部に異常がないかを確認(肺がん・心肥大など)
心電図検査不整脈や心臓病の有無を確認
胃の検査胃の状態を確認(胃カメラ、バリウムなど)
大腸検査大腸がんやポリープの有無
便潜血検査大腸がんや出血の有無を確認
肝臓・膵臓検査肝臓、胆のう、膵臓、すい臓などの状態を調べる
胆管・膀胱検査胆のうや膀胱の詳細な検査
CT・MRI検査必要に応じて
乳がん検査(女性)マンモグラフィー・乳腺超音波検査など
子宮がん検査(女性)子宮頸部細胞診・経膣超音波検査など
前立腺がん検査(男性)PSA検査など
歯科検診虫歯の有無、歯周病のチェック、口腔内粘膜異常など

必要に応じて、年齢・性別・生活習慣に合わせて検査内容のプランをお選びいただけます。

Info

※1日コースを基本に、2日コースもオプションでご利用いただけます。

細胞の若返りや機能の維持などに

NMN点滴

NMN点滴療法は、NMNを高濃度で直接血液中に投与することで、体内のNAD+レベルを増加させ、細胞機能の向上や抗酸化作用を促進する治療法の一つです。

消化器疾患、肝疾患、循環器系疾患などに

血液浄化療法

特殊なフィルターを用いてコレステロール、中性脂肪、アレルゲン、ウイルスなどの有害物質を血液から分離・除去し、浄化された血液を再び体内に戻す予防医療手法です。血液浄化療法は、消化器疾患、肝疾患、循環器系疾患(閉塞性動脈硬化、遺伝性高脂血症など)、結合組織病、皮膚疾患など様々な疾患に適しています。

損傷した組織や細胞の修復および再生度などに

エクソソーム点滴

エクソソーム点滴は、エクソソームと呼ばれる小さな細胞外小胞を含む溶液を点滴で体内に投与する治療法の一形態です。

がん治療や免疫機能の向上などに

高濃度VC点滴

高濃度ビタミンC(Vitamin C、以下VC)点滴療法は、高濃度のビタミンCを点滴によって体内に投与する治療法の一形態です。

科学的根拠に基づく
がん免疫療法
「NKT細胞標的治療」

千葉大学病院と理化学研究所で研究が進められてきたNKT細胞の活性化技術を元に開発。

「理研免疫再生医学」が日本で初めて民間で実用化した、これまでの免疫療法とは全く違うがん治療法です。

がんと免疫

健康な状態であれば免疫細胞ががん細胞を排除しますが、がん細胞が増加してくると免疫細胞にブレーキをかけて攻撃から逃れる細胞が出てきます。
そうなると自己の免疫力のみではがん細胞を排除できなくなり、がんが進行します。
近年の腫瘍免疫学の発展には目を見張るものがあり、特に免疫チェックポイント阻害薬の臨床試験結果は当初の想定を超える治療効果を示しました。
NKT細胞が免疫系全体を活性化させることで、自然免疫系細胞と獲得免疫系細胞を総動員し、がん細胞を持続的に攻撃します。
強力な抗がん作用を発揮すると同時に、「HLA発現を失ったがん細胞」と「HLA発現のあるがん細胞」の2種のがん細胞を同時に排除することも可能です。

NKT細胞標的治療の特長

全てのステージ、
ほぼ全てのがんに対して
治療可能

全てのステージ、ほぼ全てのがんが対象となります。自然免疫系と獲得免疫系を強力かつ同時に活性化することにより、常に存在する2種類の「がん細胞」(HLA分子のあるがん細胞、HLA分子のないがん細胞)の両方を攻撃することで、がんを縮小すると同時に再発を防ぎます。この効果はNKT細胞標的治療が持つ大きな特徴です。

副作用が少ない

NKT細胞標的治療は自分の細胞を使うため、副作用はほどんどなく安心して受けられる治療法です。また、治療も点滴又は皮下注射で行う日帰りの通院治療のため、入院による負担もありません。

がんによる免疫不全からの回復

がんは様々な仕組みで免疫の働きを抑制していますが、活性化したNKT細胞は、がんによる免疫抑制を制御し、免疫環境を整えます。
また、長期間にわたってがん細胞を攻撃できる免疫記憶も形成し、長期にわたり抗腫瘍効果を発揮します。

標準治療との併用が可能

NKT細胞標的治療は、患者様ご自身の免疫細胞の働きを利用するものなので、がんの標準治療(手術・放射線・抗がん剤)を妨害することがなく、併用が可能です。免疫力を高めるNKT細胞標的治療は、標準治療のサポート役となることも期待できます。

厚生労働省の許可を受けた
施設内で培養

NKT細胞標的治療のための培養は、厚生労働省から認められた細胞培養施設内で実施します。再生医療等安全性確保法に準拠した施設管理を実施しており、高度な安全管理体制が整えられています。

幹細胞と再生医療

再生医療にて最も重要なのが「幹細胞」なのです。

幹細胞は「未分化な細胞」であり、様々な細胞・組織に分化すること多文化能をもつ細胞です。

通常の細胞は自身と同じ細胞しかつくれません(細胞は分裂・コピーを作ることで体を維持しています)。老化や怪我や病気により修復能力や再生能力が低下するのが不調の原因です。

様々な細胞や組織へ成長し変化することの出来る万能細胞・幹細胞は体内に投与されると、修復が必要な損傷部位を自ら発見し集まり、機能改善を促します。

血管の修復が必要な箇所では血管を再生させ、神経の損傷部位では神経を再生させます。再生医療により今までの医学常識では改善しないと言われた症例であっても、機能回復ができるようになりました。

ご自身の脂肪から培養した幹細胞を用いることで拒絶反応や合併症、倫理的リスクを極力少なくした安全性の高い治療法が、自己脂肪由来幹細胞治療なのです。

幹細胞による改善効果

幹細胞治療の効果は非常に広範囲に渡ることが解ってきております。特に血管の修復、神経の再生、痛みの軽減、免疫バランスの改善には大きな効果を発揮します。点滴投与することで、体の不調部分を見つけ出し幹細胞が改善してくれる効果があります。

物忘れの軽減、肌質の改善、視力の改善、不眠の改善など、様々なアンチエイジング効果があることがわかっております。

幹細胞の作用機序

改善しないと言われていた、重度の事故・病気による麻痺改善が期待される幹細胞治療。

どうして幹細胞で症状が改善するのでしょうか?

体に障害が発生すると損傷部位から修復要請の信号が発信されます。その信号を受け取った幹細胞が損傷部位に集まります(これをホーミング作用と言います)。そして幹細胞が修復が必要な細胞に変化(=分化)することにより、細胞器官が修復・再生し症状が改善するのです。慢性期の方よりも急性期のほうが幹細胞治療に適していると言われるのは、この信号の強さによるものと考えられております。

また、投与された幹細胞は体内でサイトカインやエクソソームを放出します。その有効成分が既存の組織を活性化させることで、急速な改善が引き起こされます。近年では、細胞が放出する有効成分を使った治療応用も進められております。

「悪い部位を切り取らず、人工物に置き換えず、自分の細胞により修復する」
薬や手術に頼らない新しい治療法が、自己由来幹細胞治療なのです。

治療の改善例

治療のすすめかた

1

事前検査

血液検査など、事前に必要な検査を受けて頂き、治療が可能かを事前判断します

2

血液検査

専門医による対面診察を実施。症状を性格に診断し、再生医療の説明をおこないます

3

脂肪組織の採取

麻酔ののち、腹部から脂肪を採取し採血をおこないます。

4

幹細胞の培養

約3週間専用ラボにて幹細胞を培養。熟練したスタッフが活性度の高い細胞を育てます

5

幹細胞の投与

幹細胞を投与します。点滴による投与では、幹細胞が全身を巡り修復を促します

6

術後診断

1、3、6ヶ月後に定期診療を行い、症状の確認とそれ以降の治療計画を建てます